【リーダーの役割って何?】絶対にやってはいけないこと 5選

インプット/アウトプット

1. なぜリーダーの「禁止事項」を知るべき!

私が初めてリーダーになった時、「よ〜し!業績を伸ばそう」「何処から、何から変えていこうか?」

同じことをしていては結果は同じ、何かを変化させることで業績は伸ばせるはず!と考え自分の意志だけで突っ走り玉砕したのを覚えています。

リーダーになった瞬間、誰もが「業績を上げたい」「チームを成功に導きたい」と強く願います。しかし、その「良かれと思って」やったことが、かえってチームのモチベーションを削ぎ、成果を遠ざけてしまうことがあります。

過去に成功体験を持つ人ほど、「自分のやり方が正解だ」と思い込み、チームの状況を無視した行動を取るという「落とし穴」に陥りやすいのです。

業績を伸ばすために、まず「何をしないか」を明確にする、リーダーが絶対にやってはいけない5つの行動を解説します。


2. リーダーが絶対にしてはいけないこと 5選

❌ ①. 【危険】業績を伸ばそうと、いきなりやり方やルールを大幅に変更する

新しいリーダーが着任してすぐに、旧来のやり方を全否定するかのようにルールを一新するのは、最も危険な行為の一つです。

  • 問題点:
    • メンバーは「なぜ?」という疑問と、大きな不安を抱えます。変更の意図が伝わらなければ、「リーダーの気まぐれだ」「今まで頑張ってきたことが否定された」と感じさせてしまいます。
    • 新しいやり方が定着するまでの混乱期に、かえって現場のパフォーマンスが落ち、一時的に業績が低下するリスクが高まります。
  • 解決策のヒント:
    • いきなり変更するのではなく、まずは現状のやり方を徹底的にヒアリングし、「この部分は効率的だ」「この努力は素晴らしい」と良い点を認めることから始めましょう。
    • 変更の目的ゴールを明確に伝え、小さな部門や業務から試験的に導入するなど、段階的なアプローチを取るべきです。

❌ ②. メンバーの意見を「聞くだけ」で、議論の機会を与えない

リーダーが「私は皆の意見を聞いています」という姿勢だけを見せ、最終的な決定が常に一方的である場合、チームはすぐに機能不全に陥ります。

  • 問題点:
    • メンバーの間に「どうせ自分の意見は通らない」という諦めムードが蔓延し、発言が減ります。
    • 現場のリアリティに基づいた重要な課題やリスク情報がリーダーに上がってこなくなり、誤った判断を下す原因となります。
    • 結果的に当事者意識が薄れ、「やらされ仕事」になってしまいます。
  • 解決策のヒント:
    • 単なる報告会ではなく、具体的な課題に対しオープンな議論の時間を設けましょう。
    • 意見を採用しなかった場合でも、「なぜその意見を見送ったか」という理由を論理的かつ丁寧に説明する責任がリーダーにはあります。

❌ ③. 自分の成功体験を、今のメンバーにそのまま押し付ける

「私が若手の頃はこうだった」「昔はこのやり方でうまくいった」といった過去の成功体験は、時に強力な足かせとなります。

  • 問題点:
    • 市場、顧客、技術、そしてメンバーの特性は常に変化しています。過去の成功は「正解」ではなく「一つの事例」に過ぎません。
    • メンバーの個性や強みを無視し、「リーダーのコピー」になることを強いるため、彼らのモチベーションを著しく下げます
    • 新しい時代のイノベーションや発想が生まれなくなり、組織が硬直化します。
  • 解決策のヒント:
    • 成功体験は「教訓」として紹介するに留め、今の状況でどう応用できるかをメンバー自身に考えさせる問いかける。

❌ ④. メンバーの「人」を責めたり、公衆の面前で𠮟責する

チームの成果を遠ざける行為の中で、人間関係と心理的安全性を最も早く破壊するのが、人格を否定するような叱責や公開処刑的な指導です。

  • 問題点:
    • リーダーとメンバー間の信頼関係が一瞬で崩壊し、チーム全体の心理的安全性が失われます。
    • 失敗を恐れるあまり、メンバーはミスや課題を隠蔽するようになり、早期に問題を発見できなくなります。
    • リーダーへのリスペクトではなく、恐怖で人を動かそうとする構図になり、長期的な成果は望めません。
  • 解決策のヒント:
    • 責めるべきは「起きた事象」や「プロセス」であり、「人」の能力や人格ではありません。
    • フィードバックは必ず「一対一」の場所を選び、感情的にならず、「事象に対する建設的な改善案」で終わらせる。

❌ ⑤. 【最も危険】「忙しい」を理由に、チームビジョンを語らない

日々の業務に追われ、「そんな時間はない」と、チームの進むべき方向性(ビジョン)を語ることをおろそかにするリーダーは多いです。

  • 問題点:
    • メンバーは目の前のタスク処理に終始し、何のために頑張っているのか?この仕事が未来にどう繋がるのか?という目的を見失います。
    • 短期的な目標達成はできても、中長期的な成長への意欲や、主体的な判断力が育ちません。
    • チームがバラバラの方向を向き、連携や協力が生まれにくくなります。
  • 解決策のヒント:
    • 忙しい中でも、定期的に(最低でも月に一度)チームの「目指す場所」を語り直す場を設けましょう。
    • メンバーの日常の小さな仕事やルーティンが、この大きなビジョンにどう繋がっているかを具体的に示し、意味づけをしてあげるのがリーダーの重要な役割です。

3. まとめ:本当に業績を伸ばすリーダーのスタンス

業績を伸ばす最短ルートは、リーダーが急いでやり方を変更したり、強い権限でトップダウンの指示を出すことではありません。

本当に成果を出すリーダーは、まずチームの心理的な安心感と信頼を最優先に守りますその上で、論理的な根拠と謙虚な姿勢をもって、メンバーを巻き込みながら小さな改善を継続していくことこそが、リーダーの真の仕事であると言えるでしょう。

この記事を最後まで読んでいただいた方はきっとリーダーになって何か悩みを持っておられると思います。

まずは明日から、チームビジョンの共有に時間を掛け、メンバーが同じベクトルで業務を行えるように「なぜその変更が必要なのか」というロジックと目的を、数字や事実をもって丁寧に説明しましょう。

5つの「禁止事項」を守り、チームの信頼という土台を強固にすること。それが、遠回りに見えて最も早く成果に繋がる、真のリーダーシップです。

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