はじめに:推し活の延長線に「投資」がある時代
推し活で資産を増やせたらいいと思いませんか?
「推し活」と聞くとアイドルやアニメのファン活動を思い浮かべる人が多いかもしれません。
でも最近は「企業推し」や「ブランド推し」という言葉も増えています。
「あのテーマパークが好き」「あのブランドが好き」「あの球団が好き」
また、「近所の企業で応援したい」「昔から遊んでいるゲーム企業が大好き」などアイドルやアニメ以外にも『推し』はあると思います。
そんな「推し企業」をお金の面から応援できる方法があるんです。
それが NISA(ニーサ)を使った投資 です。
※投資は資産が減る可能性があることを十分理解し自己判断で行なってください。
NISAとは?初心者でも始めやすい応援制度

NISA(少額投資非課税制度)は、投資で得た利益に税金がかからない制度です。
2024年から制度が新しくなり、非課税の上限枠が広がり投資期間にも制限がなくなったため長期的な資産形成に向いています。
◯新NISAの2つの投資枠
つみたて投資枠:毎月コツコツ積み立てる枠。対象は投資信託など長期運用に適した商品。
成長投資枠:個別株やETFなど成長性を期待する商品に投資できる枠。
この2つの枠を組み合わせることで「安定+チャレンジ」のバランスを取りながら推し企業を応援できます。
◯非課税の上限額と期間(概要)
– 年間投資上限額:合計360万円(つみたて枠120万円+成長枠240万円)
– 生涯投資上限額:1,800万円(うち成長枠は1,200万円まで)
– 非課税期間:無期限(旧NISAでは5年・20年の制限がありました)
つまり、一度買った推し企業の株を、長期間応援し続けることができる制度になっています。
◯NISAを使うメリット
– 利益が非課税=税金分だけリターンが増える
– 少額から投資できる(100円から始められる投資信託も)
– 制度がシンプルで、初心者でも使いやすい
特に「推し企業を応援したいけど、投資は難しそう」と感じる人にこそNISAはぴったりの第一歩です。
推し企業に投資する4つの魅力

1. 応援の気持ちを“カタチ”にできる
自分が好きな企業の株を持つことは、その会社の一部を所有すること。商品を買うだけでなく資金面で支えることでより深く関わることができます。
2. 成長を一緒に感じられる
新商品やCMを見たときに「自分もこの会社の一員だ」と感じたり、決算で良いニュースがあれば嬉しくなったり。推しの成長を間近で感じられるのは大きな喜びです。
3. 投資が“楽しみ”に変わる
チャートや数字だけを追う投資は疲れやすいですが、推し企業への投資はストーリーと感情があります。投資を続けやすくなるという点で、長期投資の成功につながります。
4.推しから”プレゼント”がもらえる
もし企業に株主優待があるならば企業からの株主優待のプレゼントがもらえます。
株主優待は企業によってバラバラです。商品が安くなる優待券やQUOカード、企業のポイントやカラログギフトなどなどいろいろな株主優待があります。
推し企業からのプレゼントはそれだけでなく配当金があれば最低年1回配当金があります。
推しから「いつも応援ありがとう!これで好きなものでも買いな!」と言われているようで、推しからもらえるお金なんて嬉しすぎます。
株価が下がっても我慢できる理由
推しがいると短期的な値動きに一喜一憂しにくく、長期的な視点で応援を続けられます。
「今は我慢の時だ」と冷静に捉えられるのは投資の成功に不可欠な要素です。
私の場合ですが「推し投資」だと日々の株価が気になりません。
株価が下がってようが、配当金が無くなろうが優待が無くなろうが「推し」の為なら我慢できます。
私の友人で「ディズニー推し」でオリエンタルランドの応援投資をしている方がおられます。
その方は一時株価が暴落した時でも「ミッキーの為なら」と思い株を保有し続けたそうです。
そうすると株価が徐々に上がりだして優待の1dayパスも貰えたそうです。
※株主優待には〇〇株以上保有や◯年以上保有などいろいろな条件があります。よく調べてから購入してください。
注意点:愛情だけで買わないこと
推し投資は楽しい反面、感情任せで買い増ししてしまうリスクがあります。以下の点を守りましょう。
– 業績やビジネスモデルを確認する(好き=良い投資ではない)
業績が悪すぎるとわかっているのに推し投資をするにはリスクが高すぎます。
儲かっているのか儲かっていないのか?赤字なのか黒字なのか?最低限の業績は把握しておきましょう。
– 分散投資を意識する(複数の推しやセクターでバランスを)
集中投資では暴落した時のダメージが大きすぎます。推し企業が他にもあるなら分散することが重要です。
A企業の株価は暴落しているけどB企業の株価は維持・上がっているとなると精神的にも楽です。
コロナショックやトランプショックの場合は全体的に下がるのでその点は理解しておいたほうがいいです。
– 生活費や緊急資金は別に十分確保する
急にお金が必要になったということは多々あります。
全額推し投資しているといざっていう時のお金が足りなくなり、株価が下がっている時に株を売らなければならず損をしてしまいます。
推し投資は
・生活防衛費が確保できている(生活していける半年以上の資金が確保できている)。
・未来の資金もある程度確保・投資できている(投資信託の積立投資などで資産が確保できている)。
と、資金に余裕がある時に始めましょう!
実践:今日からできるスタートガイド
1. 証券口座を作る(NISA対応のネット証券がおすすめ)
金融窓口は行くのも手間ですし、手数料の高い投資信託を進められます。
ネット証券の楽天証券やSBI証券がおすすめです。
2. まずは少額で1銘柄を購入してみる(推し企業)
日本の株購入には100株単位でしか購入できない単元があります。
しかし上記証券会社は単元未満でも買えます。
無理のない範囲で少額から初めてください。
3. 企業のニュースや決算を定期的にチェックする
株式を保有すると企業の動向や経済ニュースに興味が出てきます。
また、決算や株主総会といった推し企業に関することを知ることができます。
定期的に確認を行い推し企業が今後どのようにしようとしているのか知るのも楽しみです。
4. 資金に余裕があるなら毎月積立(つみたてNISAやNISAの成長投資枠を活用)
株式には「ドルコスト平均法」という言葉があります。
推し投資をするうえで精神的にも経済的にもメリットがあります。
「ドルコスト平均法とは?」
ドルコスト平均法とは?推し投資を続けるための魔法の投資方法
株価は上がったり下がったりします。
「高い時に買って損した…」という経験を防ぐために有効なのが「ドルコスト平均法(定額積立)」です。
仕組みはとてもシンプル
たとえば毎月1万円ずつ、同じ企業の株や投資信託を買うとします。
株価が高い月は少ししか買えず、安い月はたくさん買える。
その結果、平均購入価格が自動的に下がる仕組みです。
| 月 | 株価 | 購入金額 | 買えた株数 |
|---|---|---|---|
| 1月 | 1,000円 | 10,000円 | 10株 |
| 2月 | 800円 | 10,000円 | 12.5株 |
| 3月 | 1,200円 | 10,000円 | 8.3株 |
→ 3か月の平均購入単価は約960円。
一度に買うより、リスクを抑えて投資できるのです。
推し活投資との相性が◎
推し企業の株を毎月コツコツ買うことで、
- 一喜一憂せず応援を続けられる
- タイミングを気にせず買える
- 長期的に「成長を共有する」楽しみがある
というメリットがあります。
つまり、「推しが活動を続けている限り、あなたも積み立てを続ける」──
そんな関係が自然にできるので
まとめ:好きだからこそ続けられる投資がある
投資で一番大事なのは「続けること」。
推しがいるとそれが自然にできる強みがあります。
NISAを活用して好きな企業を資金面から支えつつ、自分の資産も育てていきましょう。
想像してみてください
自分の好きな企業が成長を続け「良い商品」や「良いサービス」を提供してくれるようになり、株主優待や配当金を受け取れる。また推し企業が成長すれば配当金が増える可能性がありますし自分の資産も増えます。
こんなに嬉しいことはありません。
是非、投資に興味がなかった方も無理のない範囲で少額から「推し投資」を始めてみてください。
※投資は資産が減る可能性があることを十分理解し自己判断で行なってください。



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