かつて、今の仕事を一刻も早く辞めたいと本気で思っていました。
「もう無理だ」「毎日が苦痛だ」——そんな思いで、いつも心の中で“脱出装置”を探していた気がします。
でも、不思議なもので、いざ副業や転職という“逃げ道”が現実味を帯びてくると、心境に変化が起きました。
「辞めてもいいんだ」
そう思えるようになった瞬間、本業への向き合い方がガラッと変わったのです。
心の余裕が、本業にも良い影響を与えた
今までは会社に行くのも嫌で仕方がなかったのに、最近は任された業務に対して「どうせやるなら求められる以上の成果を出してやろう」と思えるようになってきました。
以前は反りの合わない上司に指示されると、やる気も出ず“最低限の80点”で仕事をこなすだけでした。
でも、副業に取り組み始めたことで、逆に本業にも全力で取り組めるようになったんです。
結果的に、会社から評価をいただけるようになり、あれだけ苦かった“泥水”のような日々が、少しずつ薄まってきたように思います。
「選択肢を持つこと」は強さになる
追い詰められていた頃は、ミスを恐れて常に慎重すぎるほど慎重に動いていました。
でも今は、仮に失敗しても次の選択肢がある。そう思えると、不思議なほど前向きにチャレンジできるんです。
同僚とも余裕を持って接することができるようになり、自分の意見も堂々と伝えられるようになってきました。
「全てはマインド次第!」
この言葉の意味を、今になってようやく実感しています。
今、私がやるべきこと
かつて心が折れかけていた自分だからこそ、今、同じように苦しんでいる部下たちの気持ちが痛いほどわかります。
「仕事が嫌いになってしまった人が、もう一度やる気を出すにはどうしたらいいのか?」
その答えを、日々模索するようになりました。
転職が当たり前の時代。
でも、転職すらできずに我慢して働いている仲間たちもたくさんいます。
彼らに少しでも希望を持ってもらえるよう、そして「また仕事を頑張ってみよう」と思える環境を作れるように、私にできることをやっていこうと思います。
そして、心を閉ざしてしまった部下に向き合いながら、かつての“最低な上司像”を少しでも覆せるように、努力していきます。
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